▲ ファン・ヒ代表(カカオヘルスケア)
2024年2月1日
– 「パスタ」アプリ一つでアイセンス社「ケアセンス・エア」、デックスコム社「Dexcom G7」などCGMを直接連動し、グルコース管理が可能
– リアルタイムグルコースデータと食事、運動など生活習慣の相関関係を把握し、パーソナライズされたガイドを提供
– 家族と知人間のリアルタイムグルコースデータの共有、関連指標分析レポート、様々な簡単なコンテンツを提供
株式会社カカオヘルスケア(代表:ファン・ヒ、本社:大韓民国・京畿道、以下カカオヘルスケア)が2月1日にAI基盤モバイル血糖管理サービス「パスタ」を韓国国内にてリリースしましたので、お知らせいたします。
「パスタ(PASTA)」はPersonalized(パーソナライズされた)、Accessible(近づきやすい)、Supportive(役立つ)、Tech-enabled(技術の活用)、Affordable(合理的な)などそれぞれの単語の頭文字を組み合わせたブランド名で、同じ食べ物を摂取しても個人によって異なる血糖反応が、様々な形と成分を持っているパスタと類似しているという意味が込められています。
カカオヘルスケアは食品医薬品安全処デジタルヘルス規制支援課(日本の厚生労働省に相当)で産業発展のために推進している「ビッグテック企業規制革新プログラム懇談会」を通じ、多角的な議論とコミュニケーションを土台に、昨年11月に食品医薬品安全処から「パスタ」の「2等級ユーヘルスケアゲートウェイソフトウェア」許可を取得しました。
「パスタ」アプリは、本人の「カカオトークアカウント」を活用して別途の登録なしに簡単にログインすることができ、韓国企業のアイセンス社の「ケアセンス・エア」とアメリカ企業のデックスコム社の「Dexcom G7」の2種類のCGM(Continuous Glucose Monitoring、持続グルコース測定器)センサーと簡単に連動することができます 。
「パスタ」アプリでCGMセンサーの種類を選択すると、センサーの装着方法、注意事項、ペアリング方法などが詳しくガイドされます。センサーとのペアリングが完了すると、グルコースデータがBluetoothを通じてリアルタイムで「パスタ」アプリに自動的に表示されます。ユーザーはリアルタイムグルコースデータと共に簡単な記録を通じて、生活習慣とグルコースの相関関係を直観的且つ簡単に把握することができます。食べ物を撮影すると食べ物の種類、栄養素、カロリーなどが確認できる「Vision AI」機能を通じて、気軽に食事を記録し、その他にも運動、インスリン、服薬などの記録も可能です。このように「パスタ」はそれぞれの生活習慣に伴うグルコース反応をグラフ等を通じて視覚的に確認できるだけではなく、グルコース変化にともなうガイドも一緒に提供し、自らが健康な生活習慣を作れるようにサポートします。
また「パスタ」は、CGM装着期間のデータを分析してグルコース値の変動性、グルコース管理指標(GMI)、目標範囲内の比率、平均グルコース値、グルコースハイライトなど各種数値に対するサマリーも提供し、グルコース管理において順調に管理ができている部分や努力が必要な部分などをそれぞれ簡単に把握できるレポートも併せて提供します。
この他にも家族、知人とグルコース情報をリアルタイムで共有し応援しあえる機能、ユーザーの糖尿病管理のタイプ別にコミュニケーションが可能な掲示板、グルコース管理に関してパーソナライズ化されたコンテンツが見られるコミュニティーなども搭載しています。
「パスタ」アプリは2月1日からGoogle Play ストア、AppleのApp Storeからダウンロードでき、iOSバージョンの一部機能は順次アップデートされる予定です。
一方、カカオヘルスケアは「パスタ」アプリを通じて収集したユーザーのグルコース情報を医師がウェブで確認し、診療に活用できるようサポートする専門家専用のダッシュボード「パスタコネクト・プロ」も一緒に披露しました。「パスタ」アプリで入力した食事記録、運動情報などの生活習慣とリアルタイムグルコース値の推移を医師が確認することで教育や診療に活用することができ、重要情報のサマリーなど便利な機能も併せて提供します。
カカオヘルスケアは今年の第2四半期までインスリン集中治療を行っている糖尿病患者のためにインスリンペンと互換性のあるマリヤスマートキャップも世界初のSDK方式を通じて、「パスタ」アプリと直接連動し、また「パスタコネクト・プロ」を病院のEMR(Electronic Medical Record)と連動させ、患者及び医療スタッフの利便性を高める計画です。今後「パスタ」のサービス範囲を糖尿病と直接関連のある慢性疾患まで拡大し、グローバルパートナーと共に今年の日本市場を皮切りに、本格的な海外市場の開拓に乗り出す予定です。
カカオヘルスケアのファン・ヒ代表は「カカオヘルスケアは最終的には患者のQOL改善、医療アクセス性の向上、社会保障費用の節減、医療技術革新および医療の質改善など社会経済において価値創出に貢献するために絶えず挑戦する技術企業に成長させたい。」とし、「韓国でのスマートヘルスケア産業の発展のために食品医薬品安全処とデジタル医療機器の規制環境の改善と持続可能な発展方案の模索にも積極的に参加する予定だ。」と明らかにしました。