2023年4月28日
– カカオヘルスケアがアメリカ・ボストンで保健福祉部主催の「米韓デジタル・バイオヘルスビジネスフォーラム」へ参加
– モバイルで慢性疾患の管理、連合学習基盤ヘルスケアの人工知能、リアルタイム患者モニタリング分野での協力
株式会社カカオヘルスケア(代表:ファン・ヒ、本社:大韓民国・京畿道、以下カカオヘルスケア)はアメリカ・ボストンにて開催された保健福祉部(日本の厚生労働省に相当)主管の「米韓デジタル・バイオヘルスケアビジネスフォーラム」に参加し、アメリカに本社を置く3社とグローバル事業における基本合意書(MOU)及び主要契約条件合意書(Term Sheet)を締結したことをお知らせいたします。
当該のフォーラムでカカオヘルスケアは、糖尿病分野におけるグローバルトップ企業である「デクスコム社(Dexcom、以下デクスコム社、本社:アメリカ)」、人工知能及びクラウド分野におけるトップテクノロジー企業である「グーグルクラウド社(Google Cloud、以下グーグルクラウド社、本社:アメリカ)」、アメリカで精神科専門病院グループを運営する「シグネチャーヘルスケア社(Signature Healthcare、以下シグネチャーヘルスケア社、本社:アメリカ)」など3社と今後、韓国国内及びグローバル共同事業を推進し、技術協力の面で協業していくことに合意し、両国の関係者へ今回の協約において事業的な意味と今後の計画などを説明しました。
デクスコム社は時価総額60兆ウォン(460億ドル)に迫る糖尿病患者のためのリアルタイム持続グルコース測定器(rtCGM)分野でグローバルをリードする企業です。両社はカカオヘルスケアのSW技術性能とデクスコム社のCGM技術性能を結合し、韓国国内とグローバル事業で協力し、革新的な血糖管理ソリューションを提供していく計画です。これを通じ糖尿病患者やグルコース管理が必要な人々のQOLの改善と共に社会保障費用の負担軽減への効果も期待されています。
グーグルクラウド社は人工知能とクラウド分野のテクノロジーにおけるトップ企業であり、各機関に散在しているデータを一か所に集めることなく人工知能を学習する連合学習(Federated Learning)を活用し、カカオヘルスケアと事業協力していく予定です。これを通じ複数の医療機関データを活用したプレシジョン・メディシン(精密医療)の現場実装に着実に近づけるきっかけづくりを想定しています。カカオヘルスケアはグーグルクラウドとの技術協力を基に、医療データの精製及び分析のための専門的なソリューション開発と共に韓国国内の主要な医療機関の研究協力に関する議論を交わしています。
シグネチャーヘルスケア社はカリフォルニアを中心にアメリカ全域に20か所あまりの精神科専門病院を運営している病院グループです。最近ではアメリカ連邦政府で補助金の支給拡大が決定した精神健康患者を対象とした遠隔患者モニタリング(RPM:Remote Patient Monitoring)関連で今年、検証病院でカカオヘルスケアのソリューションを基盤に検証事業を実施し、今後共同事業の拡大について議論を交わすこととしました。
カカオヘルスケアのファン・ヒ代表は「カカオヘルスケア設立1年が経過した今、各分野をリードするグローバル大企業と協力のためのスタートを切れたことに大きな意味がある。」とし、「目標は2023年下半期にサービスを市場に披露し、短期間でグローバルで事業成果をあげること。」と述べました。また「テクノロジーで人々をより健康にというカカオヘルスケアのミッションの下、国民の健康増進とK-デジタルヘルスケアのグローバル進出を成し遂げる。」と述べました。
【写真1】写真左よりイム・インテク保健医療政策室長(福祉保健部)、ファン・ヒ代表(カカオヘルスケア)、スコット・モス副社長APEC代表(デクスコム社)、チャ・スンド院長(韓国保健産業振興院)
【写真2】写真左よりイム・インテク保健医療政策室長(福祉保健部)、ファン・ヒ代表(カカオヘルスケア)、パトリシア・フロリッシ理事(グーグルクラウド社)、チャ・スンド院長(韓国保健産業振興院)
【写真3】写真左よりイム・インテク保健医療政策室長(福祉保健部)、ファン・ヒ代表(カカオヘルスケア)、エリック・キム副会長(シグネチャーヘルスケア社)、チャ・スンド院長(韓国保健産業振興院)